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教員免許更新講習は放送大学がオススメ!

 ここでは私も履修した放送大学の教員免許更新講習の特徴や体験談、修了試験の過去問題集(このページの一番下)などを解説付きで掲載しています。口コミでも「自分のペースでできる。」「経費が少なくて済む。」など結構評判はよい大学でした。私もそう思います。

私の教員免許更新講習はいつ?

「更新だよ!」って誰も教えてくれません

 平成19年6月の改正教育職員免許法の成立により、平成21年4月1日から教員免許更新制が導入されました。教員免許取得時期によって、更新のタイミングが異なっていますので、ご自身の更新時期を早い段階で一度はご確認ください。残念ながら車の免許のように通知は来ません。うっかり失効とニュースになっていることもありますのでご注意ください。

〇生まれは学年です。(例 昭和54年は4月2日~55年4月1日)

旧免許状(平成21年3月31日以前(更新制導入前)に授与された免許状)

 旧免許状という呼び方は気に食わないですけどね。現役なのに。(平成21年3月31日以前(更新制導入前)に授与された免許状)の場合は有効期限が無いので下記のように割り振られます。なお、これは文科省のページを参考に私がまとめたものです。大事なことですので、公式サイトでも確認してみてください。

表1:最初の修了確認期限

受講対象者の生年月日最初の修了確認期限免許状更新講習受講期間&修了確認申請期間次回の修了確認期限
昭和30年4月2日~昭和31年4月1日
昭和40年4月2日~昭和41年4月1日
昭和50年4月2日~昭和51年4月1日
平成23年3月31日平成21年4月1日~
平成23年1月31日
令和3年3月31日
昭和31年4月2日~昭和32年4月1日
昭和41年4月2日~昭和42年4月1日
昭和51年4月2日~昭和52年4月1日
平成24年3月31日 平成22年2月1日~
平成24年1月31日
令和4年3月31日
昭和32年4月2日~昭和33年4月1日
昭和42年4月2日~昭和43年4月1日
昭和52年4月2日~昭和53年4月1日
平成25年3月31日平成23年2月1日~
平成25年1月31日
令和5年3月31日
昭和33年4月2日~昭和34年4月1日
昭和43年4月2日~昭和44年4月1日
昭和53年4月2日~昭和54年4月1日
平成26年3月31日平成24年2月1日~
平成26年1月31日
令和6年3月31日
昭和34年4月2日~昭和35年4月1日
昭和44年4月2日~昭和45年4月1日
昭和54年4月2日~昭和55年4月1日
平成27年3月31日平成25年2月1日~
平成27年1月31日
令和7年3月31日
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日
昭和45年4月2日~昭和46年4月1日
昭和55年4月2日~昭和56年4月1日
平成28年3月31日平成26年2月1日~
平成28年1月31日
令和8年3月31日
昭和36年4月2日~昭和37年4月1日
昭和46年4月2日~昭和47年4月1日
昭和56年4月2日~昭和57年4月1日
平成29年3月31日平成27年2月1日~
平成29年1月31日
令和9年3月31日
昭和37年4月2日~昭和38年4月1日
昭和47年4月2日~昭和48年4月1日
昭和57年4月2日~昭和58年4月1日
平成30年3月31日平成28年2月1日~
平成30年1月31日
令和10年3月31日
昭和38年4月2日~昭和39年4月1日
昭和48年4月2日~昭和49年4月1日
昭和58年4月2日~昭和59年4月1日
平成31年3月31日平成29年2月1日~
平成31年1月31日
令和11年3月31日
昭和39年4月2日~昭和40年4月1日
昭和49年4月2日~昭和50年4月1日
昭和59年4月2日~
令和2年3月31日平成30年2月1日~
令和2年1月31日
令和12年3月31日

新免許状(平成21年4月1日以降(更新制導入後)に授与される免許状)

 普通免許状または特別免許状の有効期間は、所要資格を得てから10年後の年度末までです。「所要資格を得て」とは、免許状の授与に必要な学位と単位を満たした状態のことをいいます。よって、大学の教職課程で単位を取り終えた後、都道府県教育委員会に授与の申請をしないままであっても、授与される免許状の有効期間の満了日は同じということになります。

更新講習はどんな感じなの?

2年以内の期間で30時間の講習を受ける。

 有効期間を更新して免許状の有効性を維持するには、2年間で30時間以上の免許状更新講習の受講・修了が必要です。夏休みや冬休みに短期講座を開設している大学が多くあります。通信制で実施しているところもあります。

 多くの先生方は夏休み期間中に講座の設定される大学を探して申込み、30時間分の講座を受講します。一日6時間として5日程度またはそれ以上の日数に分散して受講します。

レポートや試験で受講を修了する

 研修も大事ですが、30時間の講義を受けたりレポートを書いたりするというのはなかなか気が重いというのも本音です。最後には試験があります。ただ、この試験自体は現役である程度経験のある先生であれば常識問題が多いですので、あまり不合格になることはなさそうです。

手続きは誰に聞けばいいの?

 手続きに関しては自分で調べて行います。各教育委員会のホームページに様式があり、北海道の場合も道教委のホームページに申請方法と様式が掲載されています。

お金はどれくらいかかるの?

 残念ながら結構かかります。先ずは受講料が大体どこも30,000円です。それと、免許申請にかかる手数料が自治体によって決まっていて、北海道の場合は3,300円です。現役の教員出ない場合は、返送用の封筒に140円の切手も貼ります。33,440円は最低でもかかるということになります。

節約できるのは旅費・交通費

 どの大学で講習を受けても良いのですが、遠ければ旅費がかかります。北海道の先生で、函館に行ったとか釧路しか空いていなかったとかいう話を聞いて覚悟はしていましたが、数万単位で旅費がかかるので心配していました。でも、ここは放送大学を使えば節約可能です。

時期が来たら申し込もう!

 教員免許の更新の時期が来たら、自分で希望する大学の更新講習に申し込みます。通信教育OBであれば、免許取得の際に書類を教育委員会に申請するという経験をしているはずですので、そんなに難しいことではありませんが、教員養成大学などで一斉に申請した方は、少しドキドキするかもしれません。でも、心配することはありません。様式に必要事項を記入し、必要書類とともに提出するだけです。怖い面接などもありません。

大学を選ぶ

放送大学で教員免許更新講習をうける。(オススメ)

・放送大学の教員免許更新講習はどんな感じでしょうか。

こちらは、インターネット動画またはテレビ・ラジオ放送を視聴することで受講したことになります。 また、テキスト(PDFファイル)も用意されていて各人でダウンロード・印刷して見ても受講したことになります。どちらの場合も、インターネットに接続されたパソコンで受講確認入力をして受験票を発行する。 そして修了認定試験を受けるという流れです。このサイトでは、放送大学についてもう少し詳しく紹介します。

明星大学で教員免許状更新講習をうける。(参考)

・教員免許更新講習を行っている大学は全国各地にあります。

 対面型の学習方法は、明星大学(日野校)で講座に出席し、講座の最後に行われる修了認定試験を受ける方法です。つまりスクーリングで、6月の土曜日や夏期(8月)、冬期(11月・12月)に開講されています。

 通信型の学習方法は、申込みの講座の教材をもとにレポートを作成して添削指導を受け、試験会場に出向いて修了認定試験を受ける。つまり、RTタイプの受講方法ですね。試験日程は11月、会場は (日野校、仙台、大阪) 予定だそうです。遠方の人にはかなり不便です。

放送大学での受講事例

 私は放送大学で教員免許の更新講習を終えました。放送大学の学習の流れは、インターネットでテキストをダウンロードし、動画を視聴して最後に出てくる数字を入力。期日までにすべて入力を終え、決められた日に決められた場所で試験を受ければ合格という感じです。過去問を見て、テキストの重要なところを見ておけばだいたいの問題はクリアできると思います。ただ、問題数が少ないので、数個間違えただけでかなり低い評価になってしまうので気をつけなければいけませんが、テキストを読んで理解しておけばそんなにひどいことにはならないと思います。

 先ずはその流れを振り返ります。

実施スケジュールの例

おおまかな日程

 例年の日程から、おおよその時期を掲載しています。詳細は公式ホームページで確認してください。

  1. 受講準備

    (夏)4月中旬~5月中旬 (冬)11月中
    ・インターネット申込
    ・受講対象者証明書の郵便受付
    講習料の入金
    (夏)6月中旬~6月末 (冬)12月中旬~1月中旬
    ・放送大学より6月中旬頃から一斉に講習料払込取扱票が送付されます。早く申込された方の中には、返信が遅くて不安になられた方もいらっしゃるようです。万一届かない場合は、連携教育課まで問い合わせる旨が公式サイトに記載されています。

  2. 講習の受講・受講確認入力

    (夏)7月中旬から8月中旬 (冬)2月中
    ・インターネット配信による視聴は期間内であればいつでも何度でも可能です。受講確認入力期限が過ぎると受験資格が得られないので注意してください。

  3. 修了認定試験

    (夏)8月下旬の土日 (冬)2月下旬の土日

  4. 修了証明書等の送付

    (夏)9月下旬 (冬)2月下旬
    これを受けて、各都道府県に各自申請します。

受講費用概算

この費用は大体どこも同じです。

必修領域6,000円
選択必修6,000円
選択領域6,000円×3科目=18,000円合計

 30,000円

その他に交通費や申請時の事務手数料などがかかります。

受講視聴について

 受講してみたところの体験を「超」簡単に書くと、まず講義はテキストをダウンロードできて、好きな時間に動画を見ることができます。家で見ているので「ながら」勉強も可能です。ま、ま、ま、まじめにやりましたよ。

 そして、動画の最後に出る3つの数字をホームページ上で入力すれば受講完了です。あ、だめだめ、最後の数字だけ見ればいいなんて言う人。仕組み上はできてしまいますが、大丈夫ですか?試験・・・。ただ、かなりゆっくり話をしてくれるので2倍速で見ると丁度よいかも。…なんて、あとは想像してください。

修了認定試験と過去問題集について

 資料の持ち込みはできません。ただ、試験は選択によるマークシート問題で、過去問に目を通して、テキストを見ていれば大体出そうなポイントはわかります。動画を見なくても解けるけど・・・ダメですって変なことを考えたら。きっとどこかでバチが当たりますよ。

過去問で傾向をつかもう

 科目名が変わったり、時代とともに内容も変わっていきます。でも、過去問から傾向をつかみ対策を立てられれば大丈夫です。動画やテキストに目を通しておけば、学校で普通に勤務している先生であれば迷うことは少ないと思います。

必修領域

「教育の最新事情」の過去問集です。全員必修です。問題は15問くらいあります。全問正解しなくても合格しそうですが、わりと常識的な問題が多いので対策は立てやすいです。時間数も問題数も一番ボリュームがあります。

選択・選択必修領域

放送大学修了認定試験 「スクールカウンセリング」の過去問とその予想解答をまとめたものです。特別支援関係の会議や分掌でも馴染みのある内容のため、他の教科からしたらやりやすい内容かなと思い選びました。

この教科の内容はどちらかといえば管理職の先生方が選ぶような科目でしょうか。他の教科と比べると聞きなれないことが多く、他の教科と比べると難しく感じました。

環境教育の過去問とその予想解答をまとめたものです。難しそうだなと思って選択しなかったのですが、後から問題を見てみるとまずます行けそうです。

中にはやはりしっかり学習していないと「知らない」ものも出てきますが、ほとんどは教員なら常識問題というようなものが多いような気がします。他の科目と比べると超簡単です。

英語で質問されるわけではありませんのでまだいける。もちろん問題数が少ないので、数個間違えただけでかなり低い評価になってしまうので気をつけなければいけませんが、テキストを読んで理解しておけば大丈夫だと思います。

いじめや不登校への対応など、子ども理解に関する科目です。教科指導と同じくらい何かと研修があり、基礎知識としては多いような内容だと思います。問題数が少ないので、数個間違えただけでかなり低い評価になってしまうので気をつけなければいけませんが、いきなり問題を読んでみてもある程度できました。テキストを読んで理解しておけば大丈夫だと思います。

放送大学教員免許更新講習 試験対策と受験の注意事項

  過去問で対策を立てるだけでほぼ大丈夫だと思いますが、念のため受験の際の注意事項もここで紹介します。これをご覧いただければ、試験会場でのイメージもだいたいつかめるでしょうか。

① 日時と場所を確認する

そもそも論ですが、日時と場所は確認しておきます。行き慣れていない大学だと結構迷います。私は大学の構内に入ってから試験会場まで相当迷い、開始1分前に会場にすべり込みました。 あと、空き時間や昼食のことも考えておきましょう。

② 持ち物を確認する

筆記用具(HBの鉛筆)、受験票、復習用のテキスト(試験時は見ることができません)、老眼鏡(必要に応じて)

③ 試験会場では

1.「修了認定試験通知(受験票)」の「講習の名称」「試験日」と,この試験問題の表紙に記入してある「講習科目名」「試験日」が同じかどうか確認してください。
※「講習科目名」が同じであっても,「試験日」が異なる場合,受験できません。
ここまで来て、受験日が違うというオチはあるんでしょうか。

2.試験開始の指示があるまで,問題を見てはいけません。

3.この試験は試験終了まで退出することは出来ません。
マークするだけなので、結構早く終わります。瞑想タイムスタート!

4.「修了認定試験通知(受験票)」は,机の上の見やすいところに置いてください。

5.試験監督員の指示したもの以外は机の上に置いてはいけません。

6.解答は必ず解答用紙(マークシート)に記入してください。

7.この試験は全部で8問です。マークシートの問9以降には記入しないでください。

8.マーク部分は,HBの鉛筆で塗りつぶしてください。(シャープペンシルは不可)

9.問題用紙の余白は,解答の下書きや計算・メモ用に使用してもかまいません。

10.「解答用紙」及び「問題用紙」は,必ず提出し,持ち帰らないでください。

11.その他試験監督員の指示に従ってください。

  特別厳しい条件があるというわけではありませんね。なお、試験中に持ち込んだ資料などを見ることはできません

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