子どもの忘れ物対策 親が学習準備するのはあり?なし?

子どもの忘れ物対策

子どもの忘れ物は成長とともになくなる?

 小学校に入学してしばらくすると、学習準備も子どもに任せることが増えてきます。2年生、3年生にもなれば子どもが自分で用意することは当たり前になります。でも、時々「忘れ物が多くて」なんていうことが学級通信などに書いてあることがあります。自分の子どもはどうなのかなと思って学校に問い合わせても、それをすべてチェックするほど先生は暇ではありませんので、ざっくりとした答えしか返ってきません。当然です。まぁ、よっぽど酷ければ連絡が来るでしょうが、そうなったときは忘れ物をして対応してもらうなどの迷惑をかけた上に、電話までしてもらってと恐縮してしまいます。

自分でやりなさい・・・はダメ?

 さて、私は、『親が手伝うと子どもが育たないのでは。』と思い、子どもに準備を任せていました。冬休みに入り夫が娘と机を掃除してみると、本来は学校に提出しているはずのプリントや持ち物、出していない宿題やワークシートなどがいくつも出てきました。夫に、「何で手伝わないの?」と言われ、「自分のことは自分でさせたいから。」と答えたのですが、子どもが忘れ物をしているかどうかも把握せずにいたことはまずいと言われてしまいました。

 正直、「子どもに任せている」と言いながら、「見てあげる時間が無くて・・・」というのが本音でした。手伝わないで子どもが育つなら苦労はしないですよね…。さて、子どもの忘れ物対策って、どうしたらいいのか夫にも聞いて考えてみました。夫は「人は忘れ物をする生き物だから・・・。」なんて言っていましたが、その頻度を減らしたり、小学生のうちに少しでも自分の癖を見つけて対応できるようにしていくことができるといいそうです。放っておいても成長とともに改善されるものでもないそうです。

実際のところ、どうしたらいいの?

お母さんお母さん

もう、イライラするわ。何回も言っているのにできないんです。

厳しくしても解決はしません

 「厳しくすればいい。」と思っている方もいらっしゃると聞きますが、まず解決はしません。「怒られるのが嫌だから忘れ物をしなくなる。」なんてことはまずありません。「確認する意識や」「忘れ物をしない準備の仕方」を教えることが必要なのです。歯磨きなどと一緒で、「仕上げはおかぁさ~ん」でも「おとぉうさ~ん」でもいいのでチェックをしてあげます。その時に大事なことは、できているときに褒めることです。つい忘れ物がある時だけ、「ほら、しっかりしなさい。」と言いがちですが、その言葉の効果を上げるためにはできているときにどれだけ褒められるかにかかっているそうです。

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少しずつ忘れ物をしない子にしていくために

コーチングの考え方

 忘れ物をしたときに、「どうして忘れ物をするの!」と聞くのではなく、うまく行っているときに、「どうやってやったの?」と聞きます。「普通に準備した」の普通をいつでもできるようにすることが必要なのです。

余裕をもって用意

 宿題や提出物は〆切直前になってやると雑になりますし、できないとイライラします。リコーダーや鍵盤ハーモニカ、絵の具セットや習字セットなどは、無いと学習に差し支えるだけではなく、周りの子や先生にも迷惑をかけます。やむを得ない事情が無いのであれば、前日までに持って行くといいと思います。忘れ物をしないことを当たり前にしていきます。

整理整頓を心掛ける

 忘れ物が多い時の共通点として、机やランドセルの中がぐっちゃぐちゃになっていることがあります。学校からは毎日のようにプリントを持ってきます。その中で繰り返し見るものは限られていますので、思い切って捨てていくことも必要です。捨てるポイントとしては満点のテストや宿題です。間違えたところは復習に使いますが、満点であればもうできているということですので捨ててもOKです。作品等もものによってはデジカメなどで撮影して片付けるなり処分するなりしていきます。

「困らせて」「厳しく言って」はほぼ無意味

先生先生

「うちの子、だらしがないんです。先生、なんで厳しく言ってくれないんですか。」最近はこんなことを言う保護者の方も。みなさんは、どう思われますか。

懲らしめてやりなさい…はだめ。

 ここまで書いてきたように、準備をするのは家でのことですので、そこまで学校の先生の指導が行き届くのは難しいものです。子どもは下校したらスイッチが家庭モードに切り替わります。さらに、「厳しく言ってください。」は、「怒られるのが嫌だからなんとかしよう。」という気持ちで解決させようと短絡的です。それで改善するのであれば世の中の教育は鞭でももってバシバシやればいい話です。ヤクザのような先生がいい先生になるんんじゃないでしょうか。そして、いくら怖くても叩かれたり、激しく怒鳴られたり、命を取られたりするようなことはありません。子どもはそんなものどんどん慣れてしまいます。厳しく言えばなんとかなるという考えは甘いのです。

忘れ物は他人に迷惑がかかっている

お母さんお母さん

「でも、少しくらい困らせないと懲りないんじゃないのかしら。」

 そうですね。「少し困らせてください。困らないからまた忘れるんです。」という主張です。一方で、「子どもが忘れ物をしたのに何もしてくれないんですか。」という保護者もいます。みなさんならどちらがこどもにとって良い応だと思われますか。この「少し」がやっかいなんです。少し困らせて、手を貸してあげれば子どもは慣れます。少し困らせた意味がありません。かといって、放置されてもさほど子どもは困らないものなんです。習字の時間に2時間習字セットがなくて書けなかったとします。酷い場合はおしゃべりして終わりです。それでも、子どものことだけを考えたら、時にはこういう指導もいいの?かもしれないところですが、結局は「少し困らせてください。」と言った保護者があとから出てくるのです。参観日に自分の子の作品が無かったらどう思われるのでしょう。「習字セット忘れた子どもが悪い。」というよりは、「なんで無いの?」「後からやらせるでしょ。普通。」と感じる方が多いのです。休んだわけでもないのに、他の学習時間に対応すれば、その時間の勉強がまた玉突きで遅れます。他の子に関わる時間も当然減るわけです。このように「困らせてください。」という親の発言は一見子どものためにと思っているようで、自分のことしか考えていないのです。最終的にはクラスのみんなや先生を困らせているのです。集団生活なので、忘れないようにすることはもちろんですが、忘れたときにも自分で考える。他の人に迷惑をかけないということを考えていくことの方が大切です。 

整理整頓を心掛ける

 忘れ物が多い時の共通点として、机やランドセルの中がぐっちゃぐちゃになっていることがあります。学校からは毎日のようにプリントを持ってきます。その中で繰り返し見るものは限られていますので、思い切って捨てていくことも必要です。捨てるポイントとしては満点のテストや宿題です。間違えたところは復習に使いますが、満点であればもうできているということですので捨ててもOKです。作品等もものによってはデジカメなどで撮影して片付けるなり処分するなりしていきます。

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学習準備のチェックは学年が上がっても

口や手は出さずとも、目をかける。

 学年が上がったら子どもに任せるのではなく、忘れ物をしないように準備ができるようになったら子どもに任せるようにしていきます。1年生からできる子もいれば、5・6年生になるまでかかる子もいるかもしれません。忘れ物はまわりに迷惑をかけます。自分の成績にも影響します。学習が遅れればそれを補うための労力が発生します。よりよい成長のためには、学習準備がしっかりできるようになるまで、目をかけ、時には手助けをする。そういう関りが大切になってきます。忘れ物は「言って無くなるものではない。」と思って、厳しく言ったり叩いたりするのは無しにします。一緒になって準備をして、やり方を教えるのが解決への近道です。

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