この度、私がメインで使っているパソコンを新しいものに更新しました。趣味で動画作成やホームページ更新をするため、パソコンや周辺機器には少しよいものを使っています。また、コロナで旅行にも出かけられない日々が続いたので、思い切ってここに投資させてもらいました。今まで使用していたものは2号機へ、2号機として使用していたものは売却しました。今回はなかなかの高性能ですので、最低でも5~6年は 使用しようと思います。
さて、新しいパソコンですが、動画編集を意識してグラフィックアクセラレーターも考慮しました。その性能を紹介していきます。
構成詳細
今回の買い替えで考えたことは主に4つです。1つ目かつ最優先したのはプロセッサー。IntelのCore i7か AMDのRyzen 7。またはCore i9。ベンチマークや価格などの情報を収集しました。2つ目はケースサイズ。できればスリムタイプよりコンパクトなものがいい。そして、3つ目はグラフィック。前回は、インテル(R) UHD Graphics (CPU統合グラフィックス)でしたので、ここにNVIDIAのグラフィックボードにして画像処理の性能を上げる。4つ目は、SSDやメモリなど現時点無理なく選べる範囲でより高性能な選択をするということです。では、詳しく見ていきます。
プロセッサー
インテル Core i7-11700 プロセッサー (2.50-4.90GHz/8コア/16スレッド/16MBキャッシュ/TDP 65W)
まず、基本となるのがCPUです。ベンチマークをネットで検索した結果、i7とi9ではi9のほうが当然高性能ですが、値段ほどの差が出ていませんでした。i7-11700でも今までよりかなりの性能アップが期待されるので、i9は選択肢から外しました。そして、RyzenとIntelの違い。ベンチマークではRyzenの方が高性能ですが、ネットで調べると「マルチコア性能と低消費電力に優れるのがRyzenで、シングルコア性能と有力ソフトウェアのパフォーマンス最適化に優れるのがIntel」という記事を見て、今回もまたIntelのCoreシリーズを採用しました。
ケース
スリムタイプMicroATXケース HEC 7KJC [フロントUBS2.0] ブラックからミドルタワーATXケース [InWin CS-216] ブラックへ。できればスリムケースが良かったのですが、Core i7-11700を選び、好みの構成を作っていくとスリムケースが選択肢から消えました。場所を取るのかな・・・ファンの音がうるさいのかな・・・と思いましたが、机の下にきれいにおさまりました。音についても、スリムケースのPCとほとんど変わらず、全く気になりません。
驚いたことに、ケースの片面がガラスで中が見えます。グラフィックボードがLEDで光っていて格好いいです。
グラフィックアクセラレーター
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6 [HDMI×1・DisplayPort×3](ベンチマーク29208)を選びました。前回はインテル(R) UHD Graphics630(ベンチマーク1000程度)もしくは、GeForce GT 1030(ベンチマーク2000程度)でしたので、ここに力を入れてみました。参考したのがこのGPU(グラフィックボード)性能比較~3Dベンチマークです。
戦闘力2000が約30000になるなんて楽しみすぎます!動画を出力したときに、もしかして早い?と思いました。以前は30分の動画を出力するのに2時間かかりましたが、30分かからないくらいで終わりました。条件が毎回違うので単純に比較はできないのですが、おそらくかなり速いのだと思います。
これにより3画面が可能になりました。実際はこの横にある居間のTVに4画面目として映せるので、リモート帰省や忘年会なども大画面で行うことが可能です。モニターは中古で買い足しました。最近お気に入りの長笛姐姐の演奏を聴きながら作業ができます。中央が作業画面、左はネット検索 右はフォルダの表示などと分けているので効率よく作業が進められます。
メインメモリ
まず、メモリがどれくらい必要なのかという問題です。目安としては、重めのゲームをプレイする場合には、メモリを16GB搭載しておくと良いといわれています。16GBあれば、そうそうメモリが足りなくて困ることはありません。ですが、動画処理もしますし、時にはYouTubeのライブ配信もします。ここはその上を行く32GB搭載することにしました。
DDR4-2666 8GB×2(デュアルチャンネル/計16GB)→DDR4-3200 16GB×2(デュアルチャンネル/計32GB)
なお、容量もさることながら、メモリクロックも2666から3200にアップしました。この数字ですが、DDR4-3200の場合、データ転送レートは3,200MHzであり、1秒間に32億回のデータ転送を行うことを意味しています。 今回は26.6億から32億と1秒間の転送レートが1.2倍になりました。とはいえ、これもすでにハイスペックだったのでさらに余裕がもてたという感じだと思います。
M.2 SSD
240GB 2.5インチ Serial-ATA SSD→1TB SSD / NVMe M.2 [PCIe 4.0×4]
一番大きな違いは転送速度の違いです。mSATA SSDの転送速度は6Gbpsですが、M.2 SSDは10Gbps~32Gbpsとなります。前々回のPC購入ではこの選択を誤ったためちょっとだけ起動が遅かったのです。正月に遊びに来た友人に「うちのPCもっと速いよ」と言われて気付いたのです。今回はエムドットツーを間違いなく選択しました。
さらに、規格もPCIe 4.0です。調べたところによると、連続書き込み・読み込み速度はPCIe 4.0の方が3.0より圧倒的に速く、ファイルの転送速度にはハッキリとした優位性が見られるそうです。ここにも少しお金をかけました。
電源
300W [80PLUS BRONZE認証] / TFX電源→700W [80PLUS GOLD認証] / ATX電源
前回のパソコンと構成が違うので単純に比較はできません。電源ユニットのカスタマイズについては、ここを見て考えました。値段の高い電源ユニットほど「効率が良くて、低温だからファンも回らなくて、負荷率が高くても故障しにくい…だから保証も長めなんだ。」と覚えておけばOKというので、です。というので、GOLD認証のものに変更しました。
シルバーグリス
【熱伝導率が標準グリスの約15倍!】シルバーグリス Arctic Silver 5 塗布サービス
パソコン工房 iiyama PCのBTOカスタマイズのCPUグリスのオプションでは、シルバーグリス Arctic Silver 5のみが選択可能です。長期にわたる使用でも高い効果が持続するという長年の実績の高さと、コストパフォーマンスの高さからの選択としての結果だそうです。数度の温度差でも、パソコンを長く使うにあたって安定性や寿命に対する影響は0ではありませんので、CPUグリスを「シルバーグリス」に変更しました。
今回から付けなかったもの
HDD
今までのPC購入では必ずHDDを付け、その容量も段階的に大きくしてきたのですが、今回はHDDを付けていません。最近はデータをNASストレージに保存しているので、パソコンのHDDをあえて付けずとも困りません。
光学式ドライブ
記録型ブルーレイドライブ [LG BH16NS58/大容量BD-XL対応]も毎度付けていました。でも、我が家には外付けのドライブがひとつあります。タブレットPCなどで使用するためのものですが十分使えるはずです。パソコンを買い替えるたびに光学ドライブを購入するのはもったいないので、今回を機会に今後は外付けにします。また、必要であれば新しいものを購入します。
総額は214,182円 価格は現在上昇中!
私がBTOパソコンを購入する際に検討するところは、ドスパラ、パソコン工房、TUKUMOオリジナルの3か所です。キャンペーンで値引きがあったため、今回はパソコン工房を選択しました。
本体金額214,182円(税込)となり、ここ数回のパソコン更新の中では最も高額になってしまいました。ただ、1か月経った今改めて同じ条件で購入するとしたら244,482円。購入した時点よりも1か月で3万円上昇もしています。世界的な半導体不足が影響しているのでしょうか。いいタイミングで買ったなと思います。