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SWELL導入を機会にGoogle AdSenseの設定を見直した!

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 WordPress のテーマを新しくしたので、これを機会にGoogle AdSenseの細かい設定を見直してみることにしました。見直しの観点は以下の2つです。

「広告」の配置はこれでいいのかなあ?訪問者が見やすいサイトになっているのかなぁ?

「広告」でPageSpeed InsightsやLighthouseの点数はどの程度落ちているのかな。

 さて、検証してみた結果は以下の通りです。なお、テストする時はLiteSpeed Cacheを無効化してから「分析」をしています。このプラグインを有効化した状態で分析をすると、キャッシュをパージしても結果反映せず、正しい判断ができなくなります。

目次

Lighthouseでテストしました

 Lighthouse(ライトハウス)は、Googleが提供していたWebアプリやWebページの評価機能を持つChrome拡張機能です。「パフォーマンス」「アクセシビリティ」などの項目で特定のWebアプリやWebページをチェックでき、結果を見ながら品質改善につなげてもらうためにGoogleが提供しているものです。最近では、「SEO」の項目が追加され、SEOチェックツールとしても使えるようになりました。

まずは「広告なし!」

  まずは報告を入れずに分析してみました。ざっとこんな感じです。90点には届かないものの、おおむね80点以上。これくらいなら合格点というところでしょうか。

 さて、問題はここからです。Google アドセンスの広告の位置や数、自動広告の設定などを一つ一つ変えながら、速度の評価がどのようになるのか検証してみました。

自動広告を使用

  まずはシンプルに自動広告のコードをヘッダーに入れて有効化しました。 結果はご覧の通り、 パフォーマンスが 34点と大きく下がっております。赤点になるとちょっとなんとかしないといけななと思いますよね。

  元々アドセンスの自動広告を入れると速度の点数が大きく下がることは知っていました。 特にパソコンとモバイルを比べたとき、モバイルの点数の低下は著しいものです。ただ今後、 この自動広告が主流となっていることを考えると、避けては通れないのかなとも思っています。

 なお、 自動広告の設定をしてはいますが、設定でヘッダーの前後に表示しないようにしたため、テストしたページに広告は表示されていませんでした。広告が表示されていないにもかかわらず、この点数というところです。

自動広告+目次広告

  次に、SWELL設定で挿入できる、「目次広告」にアドセンス広告を入れてみました。 長い文章の場合、まずは目次を見るという人が多くいるようです。この目次広告は、注目される場所の近くに広告を貼るという作戦です。

  

  結果はPerformanceが30点となり、先ほどより若干下がりましたが、自動広告と目次広告を併用してもほぼ変化はしないと言える点数でした。

自動広告+目次広告+記事下広告

  次は、記事を読み終えた人のための広告ということで、記事の下にも1つ挿入してみました。私の理想はこの2カ所です。

 

  広告を1つ増やしても、パフォーマンスは変化しませんでした。Best Practicesはマイナス8点となり、この項目を含めると若干下がっていると言えなくもありません。

目次広告+記事下広告

  では、自動広告をやめてみましょう。

  自動広告を止めても、思ったほど点数は上がりませんでした。 これは別な見方をすると、 自動広告でも普通の広告でも大差がないということがいえます。

記事下広告のみ

  では、広告の数を減らして、普通の広告を1個にしています。結果はどうなるでしょうか。

  なんと、今回もほとんど点数に変化がありませんでした。

目次広告のみ

  場所を変えてみます。 見ての通り、こちらの結果もほとんど変化がありません。場所は関係ないようです。

記事下広告(広告の最適化)

 最後に、AdSenseの設定画面で、「既存の広告ユニットを最適化しますか?」を有効化しました。このシステムは、既存の広告ユニットが自動広告のコードを兼ねるというものです。

2019年の10月から自動広告の設定が新しくなりました。なんと、通常の広告ユニットのコードが1つでも入っているページが自動広告の配信対象となりました。
※自動広告をONにしていると、手動広告過去のコードもそのまま使用可能なので変更しなくてもOKです。

  結果は以上の通り、Performanceは30点前後で変わりありません。ここまでの検証結果をまとめると、Google AdSense を入れるなら 自動報告でも既存の広告ユニットでも大差がないということが言えそうです。 また広告の数も、1つや2つでは 結果は大きく変わらないようです。

広告なし

  今までの検証結果が信用できるかどうか試すために広告を外してみました。Performanceは76点に大きく上昇していることから、変更は反映してると言えそうです。

 自動広告でも、従来のユニット広告でもAdSenseコードを入れたらモバイルを中心に点数は下がります。となれば、入れるか入れないかの選択になるわけですが、15年以上使ってきて今さらやめる気にもなりません。広告が挿入できるサイトというのは、ある程度の規模でアクセス数もありPolicyを遵守しているサイトです。誰でもできるわけではないので、ここは数を減らしてでも入れておきたいと思うわけです。

サイト訪問者の目線でサイトを構築!

広告は必要最低限にしたい!

 以前は、広告収入が入ればいいなと思って広告の数を増やしていました。AdSenseのからのアドバイスも、自動広告を使ったり数を増やしたりしたら収入が増やせますというものが多く寄せられました。確かにそれが実現するのなら嬉しいのですが、なまら北海道だべさは趣味のサイトですので、それよりも「見やすいホームページ」を目指したいと思います。広告は必要最低限で効率のよいところと考えると、私は次の2カ所かなと思いました。

SWELLで挿入できる「目次」のあたりと、「記事の終わり」

 「広告をクリックする」=「自分のサイトから出て行ってしまう」と考えると、記事前半にある目次に広告を表示するということも迷うところですが、訪問者がよく見るところと考えるとここが一番なのかなと思います。あとは、記事を読み終わった人が次に行くページやサイトを選ぶあたり。記事を読み終えたのですからここで広告をクリックしていただくのは理想的です。

サイトを「1カラム」にしてサイドバーを廃止

 さて、もうひとつ大きな変更をしました。それはカラム数の変更です。「なまら北海道だべさ」は、10年以上2カラムで運営してきました。2カラムというのは、メインの記事エリアがあって、その右や左両側にサイドバーと言われる縦に細長いコンテンツエリアを設けている構造です。 サイドバーには、カテゴリーやカレンダー、プロフィール、さらには広告を掲載しているサイトが多くあります。 このサイトでもずっとこのスタイルにしてきたのですが、最近はこのサイドバーに載せるコンテンツを何にするか迷っています。サイトヘッダーのグローバルナビや記事後の関連記事、フッターでもことは足ります。結局、自分の場合を振り返ってみても、よそのサイトに行って サイドバーのコンテンツや広告をクリックするということはあまりありません。ましてや、本文の記事に集中している時はサイドバーは視界にも入りません。スマートフォンで閲覧する時のように、本文のみが表示されるスタイルでいいのではないかと考えました。本文のエリアが広くなり、見やすくなったと思われませんか?

なまら北海道だべさでは、サイドバーの縦長広告の使用はやめました。

 

結論

 今回の検証結果を踏まえて、広告は目次と最後に1つずつの計2つ、自動広告はいまのところ使わない!ということにしました。また、ホームページのつくりは1カラムに変更。その分、ヘッダーのグローバルメニューと、アーカイブ(過去記事リストのページ)、フッターを充実させる。見やすくスッキリしたサイトを目指して再出発ということにします。

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