2004年に「なまら北海道だべさ」を開設してから、いくつかの温泉を紹介してきました。私は前から温泉に行くのが好きで、独身時代は友人とずいぶん日帰り入浴の旅に出かけたものです。今ならSNSで写真とコメントをアップする人が多い時代ですので、時代が違えば私も「インスタ映え~」なんてやっていたかもしれません。
ホームページを公開した当時は、「温泉訪問記」のように感想をしっかりまとめて紹介するサイトが多くありました。時代とともにホームページを運営する人が減り、残っていたヤフーブログやヤフージオシティーズもサービス終了で一気に仲間が減ってしまいました。私も子どもが生まれてから出かける機会がかなり減り、新しい温泉の紹介もしばらくできていません。そう考えると、写真と短文で情報発信がえきるSNS系は楽ですよね~。
道東
養老牛温泉 湯宿だいいち【貸切風呂あり】
私の中では道内最高の温泉。静かで木の香りがたっぷりする内風呂。川のせせらぎが聞こえる露天風呂。大きな町からも離れているので行きにくさはありますが、その分混雑もなくゆっくり過ごすことができる。日帰り入浴は時間が決まっているので事前に最新の情報を確認してから行くことをお勧めします。何しろ遠いので空振りはショックが大きいです。時間が許すのなら、できれば「宿泊」で行きたい温泉です。
宿泊者専用の貸切風呂は、川に面した個室の内湯です。他のお客様に気兼ねすることなく、家族やカップル、友人でゆっくりとお楽めます。※45分間無料、予約制
ここの魅力(2005年10月15日の記事 再掲)
山間の静かな温泉宿。なんといっても川のせせらぎが聴こえる露天風呂が最高!混浴もあるが、それ以外の露天風呂も良い。特に、男湯の露天風呂「せせらぎの湯」はすぐそこが川。手が届きそう。冬はアクセスが難しいがそれでも冬に何度か行った。宿には「いちちゃん」というハスキー犬がいる。おとなしくていつもぐっすり眠っている。はじめてみた時は、なんでこんな大きな犬が出入りしているんだと思ったが、宿の一員だった。さわってもおとなしい。ここは宿泊で行ってみたい。日帰り入浴は時間帯注意。また、最近はあたらしいお風呂もできているようです。公式ホームページで確認してから行きましょう。
たけの感想
丸太風呂でゆっくり星を見ながらの入浴が最高。現在は昼しか日帰り入浴ができないようだが、以前は夜もOK。雪の深い時期にせせらぎの湯でゆっくりと川の音を聴きながら雪遊び。最高です。 洗い場の桶も、床も、寝湯も全部木でできていて、そこをお湯がとうとうと流れる。文句なし!とにかく木の香りが最高!
職場の仲間とも行ったし、思い出もたくさんあります。(そういえば、俺の追いコンはここでやってくれ!と繰り返し言っていた方がいたなぁ・・・。仙台に行っちゃった・・・。)
さやの感想
入館するとまず、ハスキー犬のいちちゃんがお出迎え。初対面でなでなでしても怒らない、実にかわいいわんこ。よし、ためしに肉球をぷにゅっ。それでも怒らない。サービス精神あふれるわんこだ。なんとかわいい。 内風呂も露天風呂も最高。寝湯や打たせ湯もあり、ほんとに満足。値段も安いし、これまで行った温泉の中で1番だと思う。浴槽は木でできていて、明るく温かい感じがした。洗い場も木の香りがしてとってもすてき。日本人に生まれてよかったとしみじみ思う。
ここの混浴露天風呂は男性と女性のお風呂の真ん中に位置していて、どちらからも行けるようになっている。冬は湯煙がちょうど目隠しになるので、混浴に抵抗のある方でもチャレンジしやすい。混浴デビューしたい方にぴったり。そこでうっかりタイプの人に会っちゃったら・・・なんて考えるとドキドキです。わりと若い女性も入っていた。(もちろん私も含めてね) ここは、カップルにオススメの温泉です♪夏もいいけど、やっぱり冬ですよ、冬!
浜中町ふれあい交流・保養センター「霧多布温泉ゆうゆ」
日帰り専用の温泉施設です。太平洋にのびる霧多布岬・アゼチ岬・霧多布湿原など素晴らしい景観に囲まれた温泉施設。施設の横には大きな風車があり発電している。霧多布漁港の漁船が見える。露天風呂からは太平洋や湿原が一望できるが座ってしまうと景色が見えないのが難点。
当時の感想(2005年10月15日)
男女日替わりで、ミストサウナと乾式サウナを楽しむ事ができる。夕方からは地元の人でやや混雑するが洗い場がたくさんあるので不自由はしない。厚岸からの利用者も多い。湯船はそれぞれ大きめでゆったりと入ることができる。いいお湯だった。洗い場も脱衣所もきれいで使いやすい。露天風呂は風が強かった。
くしろ湿原パーク「憩の家かや沼」
さて、温泉の紹介をすると、ここは内湯は少々古いがこれがまた趣がある。少しぬるめの「岩風呂(40℃くらい)」から、かなり熱いが肌に一気にツルツルになるような気がする「源泉の湯(46℃くらい)」まで4つの湯がある。すべて源泉掛け流しなので、塩素のにおいとは無縁。そして、ここの温泉の目玉はなんといっても露天風呂。木でできた露天風呂はさわり心地がよく、また清潔感がある。昼はシェラルトロ湖が見渡せるが、夜は星空や対岸を走る国道の明かりがきれいである。釧路や標茶から近いがやはり道東の温泉。少し時間をずらせば貸切に近い状態を楽しめる。道東(釧路周辺)に住んでいて、この辺の温泉に気軽に行くことができるできる人にはお勧めの温泉です。
なまら通信 2008年1月4日掲載
釧路に住んでいた頃に、よく気軽に入浴にいった思い出の場所。あの十勝沖地震が起きた日にも行ってきました。あれから約4年、温泉は全くと言っていいほど変わっておらず当時のままだった。この4年が無かったかのように、あのころと同じように普通に入浴を楽しんできた。記憶も蘇り、明日から元の仕事ができそうである。でも、今回はあの頃と違い一緒に行くメンバーがいる。年齢差や職業の違いも関係なく趣味について語り合いながら、一緒に楽しめる仲間。ステキですね。
道北
塩別つるつる温泉(2005/09/28)
今から15年前、ふるさと銀河線の「前景動画」を撮影に行った帰りに寄りました。国道39号線沿いにあるので当時は寄りやすい温泉と思っていましたが、旭川紋別自動車道が伸びるにつれて国道を通らなくなると、寄りにくい温泉と思うようになってきました。
ここの魅力
国道39号に看板も出ていて、そこから小道に入り3分ほど走るとそこは温泉。広い駐車場がある。パンフレットの入浴シーンのお姉さんはどうもカウンターのお姉さんに似ているが・・・。一見古そうな温泉旅館だが、風呂や日帰り休憩所は新しくなっていて広々としているし、明るい感じ。トイレもきれい。小さいながらもお土産を売っている売店もある。入浴可能時間は朝8時から夜9時まで。コンビニやガソリンスタンドは北見方面に7km離れた温根湯までない。旭川方面に帰る場合は上川まで1時間は我慢しなければならないので、考えて行動しないと面倒だ。
たけの感想
シャワーまで温泉水とは思わなかった。少し温泉の成分が強すぎて肌がヒリヒリしてしまった。それで、シャワーで流そうと思っても、シャワーまで温泉水。入浴後、肌がポロポロになってしまった。「肌が弱い」または「乾燥肌」の場合は注意が必要かもしれない。いままでこんなことはなかったので体調の問題なのか、泉質の問題なのかびっくりした。肌がぬるぬるすべすべするのは、皮膚組織が溶け出しているから。あんまり長湯をするとすべすべつるつるしているようで、風呂上りにしっぺ返しが来る。露天風呂は静かな森の中にありゆっくりくつろげるが、出入り口に「アブが発生しています」と書いてあり、裸で出歩くのにどうしたものかと悩んでしまった。
さやの感想
塩別、というからにはしょっぱいのかと思ったが、相方に「しおべつ」というけど塩分が入っているなんて話は聞いていないぞ、なんていわれた。確かに、なめてもしょっぱくはない。景観もお風呂もきれいで、静かな感じで満足。とにかくお肌がスベスベになったような気がする。さすがつるつる温泉!しかし、敏感肌の相方には刺激が強すぎたらしく、しばらくお肌がひりひりしていた。国道に近いので、ちょっと立ち寄るのにいい温泉だと思う。
道央
支笏湖湖畔温泉 丸駒温泉旅館 【貸切風呂あり】
なんといっても天然露天風呂が素晴しい。支笏湖の水位と連動しているので季節によって水深が違います。今回の水深は90cmでした。露天風呂は天然ですが男女別で安心です。内風呂もきれいで支笏湖もしっかりと見えます。札幌周辺ではかなりレベルが高いと思います。もうひとつの魅力は貸切り風呂です。追加料金は2500円かかりますが定員はないので、内風呂も露天風呂もあるのでGood!お湯の温度もちょうど良かった。
当時の感想(2006年1月2日訪問)
たけの感想
吹雪の中行ったので、途中ハンドルが利かず大変だった。温泉はたくさんの人がいたが、全体的にゆとりがあった。宿泊客が多いのだろうか。お風呂は混雑していなかった。値段は少々高めだが十分満足できると思う。特に天然露天風呂は支笏湖の波の音を聴きながら静かに入る事ができる。湖の水位と露天風呂の水位が連動するという不思議な温泉。また、缶ビールの自動販売機があるので、飲みながら温泉に入れと。私は飲みませんが。 天然じゃない人工的な露天風呂や、内湯もきれいなつくりで満足した。 貸切り風呂は初めて使ってみたが、こじんまりとしているがしっかりと温泉が出ていてよかった。ちょっと臭いがきつかったけど。
さやの感想
内風呂、露天風呂が2つずつあり、透明の湯、にごりの湯、足元湧出湯の3種類のお湯があった。 内風呂の洗い場は1つ1つがブースになっていて、隣を気にしないでおもいきってシャワーをガンガン使えた。 足元湧出湯(天然露天風呂)は、内風呂の脱衣所から約30m歩いたところにある。外風呂専用の脱衣所があり、飲み物の自販機があって感動。でも、お金はコインロッカーに置いたままだ。あちゃ~。湯船には支笏湖との水路があり、「ふさがないで下さい」という看板があった。支笏湖の水を温泉に引き入れているのかな?お湯の温度は少しぬるめで、ゆっくりと入っていられる。足元は砂利(お墓にあるような白黒の丸い石)がひいてあり、一箇所あったかいところがあった。きっとここからお湯が湧き出ているんだろうな。おもしろいのでぜひ確かめてみてね。 にごりの湯は鉄がさびだような臭いが強かった。これは、どこかで嗅いだことがある臭いだな。ええと、確か子どもの頃に・・・あ、おたまじゃくしのにおいだ。くさっ!
貸切り風呂は今回初めて利用したが、のびのびくつろげてとってもいい感じ。親しい友だちや恋人など、ゆっくりくつろぎたい方にオススメ(50分しかないけど)。 景観も湖の音もゆばらしく、普段よりも時間をかけて楽しみたくなる温泉だと思う。
江別の銭湯 清美湯(きよみゆ)【家族風呂あり】
1Fが公衆浴場で2Fが家族風呂です。駅からバスや自家用車で行くと10分くらいです。ここの家族風呂は外のドアに鍵がなかったのが不思議です。今はどうでしょうか…。銭湯なのでシャンプーもリンスも持参しましょう。
札幌市 東区 大豊湯(たいほうゆ)【家族風呂あり】
一人でも1000円で利用できるので、のんびり一人風呂を楽しみたいときにも利用できます。1Fは通常の銭湯で2Fは家族風呂になっています。結構利用されています。
2008年2月12日 なまら通信より
実際に行ってみました。中は少々古い感じ。スイッチを押すとバイブラになります。広々としていていいのですが、少々古いですね。浴槽が少し深いので、小さなお子様を連れて行くときは十分注意してください。ポイントカードがもらえて、2人でスタンプ2個。10個で1人無料なので、6回目は750円で入ることができるという計算になります。
札幌市手稲区 ていね温泉「ほのか」
ていね温泉「ほのか」が2009年12月9日(水) 午前9時にオープンしました。ここはもともと、手稲ワンデースパがあったところで大きく改装した感じです。今も営業中です。「ほのか」からJR手稲駅・地下鉄宮の沢・琴似とを結ぶ無料の送迎バスがそれぞれ11便ずつあります(2020年11月現在)ので、車を使わない方は利用されてみてはいかがでしょうか。
2009年12月11日 なまら通信より【オープン記念オフ ササ氏と行ってきました。】
水曜日にオープンした、「ていね温泉 ほのか」に行ってきました。場所は、以前ワンデースパがあったところです。金曜日の夜ということもあって、20時頃に行くと駐車場は満車の表示。でも入れ替わりが結構あるのですぐに駐車することが可能でした。地上200台、地下150台の駐車場になっているので、そうそう止められないことは無いと思うのですが、オープン直後でいろいろなキャンペーンをやっていることもあって、今日は満車に近い状態でした。
中に入ると、受付のカウンターに列ができていました。受付と清算の窓口が一緒の上に、回数券などを買うときにも一枚ずつ確認するなど、どうも時間がかかっている様子。張り紙によると、「先日テレビ放送があったせいで相当混んでいる」とか。まぁ、嬉しい悲鳴といったところでしょうか。おなかが空いていたので、食事処に行きました。オープン記念の半額ということもあって大人気でした。おかげで、揚げ物、ご飯が売り切れ。また米にありつけませんでしたよ。ということで、そばとサラダを食べました。料理はなかなか美味しくて満足できました。
休憩室も広く、漫画コーナーやインターネットコーナーもありました。また、女性専用の休憩室もあります。受付でもらった鍵は、バーコードがついていて、それで買い物ができます。お金は、帰りに清算することになります。ロッカールーム(脱衣場)の写真です。洗面台には、ドライヤーと綿棒とブラシがおいてありました。
赤平市 保養センター エルム高原温泉 ゆったり
エルムの森林を見渡せる日帰り入浴の温泉施設。国道38号の徳川城の近くのローソンより山に入る。近くにはペット霊園やキャンプ場がある。高原というだけあって景色は素晴しい。冬に行くのもいいものである。途中ですれ違う車もなく、人なんかいないのかなぁと思いながら温泉まで行ってみると地域の住民でごった返していた。どうやらバスで来る人も多いようである。朝に来て、昼もここで食べてのんびりと過ごすようである。施設全体がバリアフリーに考慮されていて段差もなくきれいだった。赤平市の保養センターである。大自然に包まれた露天風呂や大浴場、泡風呂、サウナ、高温風呂、打たせ湯がありロケーションを楽しみながらゆったりと入浴が楽しめます。
千歳市 祝梅温泉
千歳市祝梅2142-7にある温泉。源泉を薪で沸かしたお湯でウーロン茶っぽい色をしています。遠赤効果で体を芯から温めてくれます。シャワーも源泉100%です。シャンプーリンス、ボディーソープの無料貸し出しがあり、タオルの貸し出しも別途150円ですので替えのパンツ一丁で行けます。当時は住所もはっきりせず、「どこにあるの?」というくらいわかりにくいところでした。それが、通の中で勝手に「秘密の温泉」感を出していたのですが、今は公式のFacebookで住所もはっきりしています。さらに、スマホの時代。地図のアプリやカーナビを使えば誰でもすぐに行けますよ!
2008年1月17日 なまら通信より
昨年の秋に、ごんすけ氏に案内してもらって2度行った「祝梅温泉」だが、なんと1月4日に火災で焼失してしまったそうである。他にはない、非常に味のある温泉だったのだが・・・。幸い人的被害は内容だが、鶏や猫などの動物たちはどうだったのでしょうか。祝梅温泉は、ネット上でもその場所は載せないのが暗黙のルール?らしく、住所も「千歳市祝梅地区」とか、「東駐屯地の近く」としか乗っていない。温泉は、14:00~21:00までで、大人300円だった。この温泉は、玄関を入ると普通の家で、居間のようなところで、おばあさんがガンガンのなかに小銭をいっぱい入れて受付をしてくれていた。そんなふしぎな温泉で、場所もとてもわかりにくいところにあったのに、客は絶えなかった。非常に残念である。お湯もなかなか良かったのになぁ・・・。
道南
苫小牧温泉「海の扉」
2006年11月5日 3連休最終日、苫小牧温泉「海の扉」に行ってきました。苫小牧西ICから国道36号線に出る直前にあります。駐車場も建物もお金をかけているなぁという印象をうけるゴージャスな感じ。そして、これだけ近くに太平洋を望む。景色は文句なし! 感想は・・・。
循環・加水・ろ過・加温を行っていること事体は悪くもないし、そういう温泉でも満足できるところは多いのだが、ちょっと物足りなかった。うーん、具体的には塩素の臭いが強いからなのかな。浴場は広々としているし、洗い場も整っている。ロッカーも整備されていて設備の面では申し分なし。景色も最高!しかし・・・やっぱり、お湯だなぁ。無色透明で、温度も全体的に低め。露天は強風が吹いていたこともあってぬるすぎて寒いくらいだった。塩素の臭いも混じっていて、温泉というよりはプールのような感じだった。実際子どもが潜ったりしていたし・・・。
訪問した翌年に海の扉は固く閉ざされてしまいました。