新型インフルエンザとは
2009年9月に新型インフルエンザが大流行しました。新型インフルエンザとは、人から人に伝染する能力を新たにもつようになったウイルスでかかるインフルエンザのことです。日本の法律では、その中でも、全国的かつ急速なまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあると認められるものとなっています。このときは、「若い人がかかりやすい」とか言われていましたよね。私も若かったのでしっかりかかってしまいました。今のところ、インフルエンザの経験はこの1回だけなんです。
1日目 初期症状
症状が出たのは、世の中ではシルバーウイークと呼ばれている9月の連休直前です。突然昼ごろから調子が悪くなり会社を早退しました。早退は就職してから初めての経験です。初期症状としては、目の痛みと寒気がひどく、徐々に頭も痛くなってきました。一番は、目の痛みでした。とにかく近くの病院に行ってみようと思い行ってみると、すぐに小部屋に連れて行かれました。そして、鼻に長い綿棒を突っ込むインフルエンザ検査をしました。噂には聞いていましたが痛いですね。結果は陰性。ところが、帰宅後ぐんぐん熱があがり、19時から22時にかけてはずっと38.7℃でした。
2日目 朝になって急に熱は下がったが
昨日受診したところとは別の病院に行きました。医者は、「順番はまだだけど、早く診断して帰った方がお互いの幸せだと思うからさきにやろう」と軽く言ってきました。私は、「昨日から高熱が続いていること。」「自分のまわりに新型インフルエンザの感染者がたくさんいたこと。」「妊婦がいること。」を伝えました。すると、医者は「検査しなくても方針は決まったね」とタミフルの投与を決めました。しかし、すぐに、「まぁ、検査で陽性と出ればあきらめもつくからするかい?」と再び綿棒を鼻に突っ込みました。結果は陽性。A型なのでおそらく新型です。その後、「咳も出ていることだし、裏口から出てください」「薬局の人もここによびますから」と。芸能人のような甘いマスクの薬剤師さんがタミフルを持ってきて、すぐに「さようなら~。」ああ、とうとうやられてしまいましたのか。朝は熱が下がっていたのに先ほど計ってみると39.4℃を更新しました。さすがに動けませんでした。今は少し落ち着いていますが、波があります。早く治したい。もう、ずっと寝ていることで体が痛いです。
これがうわさのタミフルです。一日2回服用。
3日目 熱は下がりました。・・・が外出はできません。
3日目には熱が下がり、ほぼ元気になりました。元気なんですが、1週間は外に出るなと世の中では言われています。他の人に伝染すると大変な迷惑ですので自粛します。さて、新型インフルエンザの流行は一向に収まらないですね。
私は既にかかってしまったので、従来の季節性のインフルエンザにかからないように注意しています。思えば5月の連休の頃に、空港で1人でもいたらみんなホテルに缶詰と対策していたのに、今となってはもうどうしようも無い状態にまで広がっています。これって、本当に恐ろしいことですよね。SARSもあったけど、病気の流行は広がり始めてしまうと手の打ちようがないというかもうネズミ算式に増えていくんですね。そうなると、自分の身は自分で守らないといけないですね。だけど一方では、まさか自分はならないだろうという変な自信というか、根拠のない安心というかがあるんですね。実際にインフルエンザになってみて、「かかるもんなんだな」と今さらながら思いました。まだかかっていない人は頑張って予防してください。