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HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス④ 釧路・網走方面

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 今朝は午前5時50分頃目が覚めました。この2年間コロナの問題もあって、プライベートでは久々のホテル宿泊です。夜中に起きると乾燥のためか少し喉が痛くなっていました。このご時世、旅先で風邪を引いたり熱を出したりすると大変です。ドキドキしながらトローチをなめ、しばらくすると無事に復活しました。とりあえず熱を出しては困るので朝風呂はやめておきました 朝食はバイキング形式の朝食です。

目次

ラビスタ釧路川の朝食

 今回は朝食付きのプランです。北海道産のものをたくさん使用した大変豪華なものでした。素泊まりでも2000円で食べることができます。特に美味しかったのはホタテのバター焼きと海鮮丼です。ホタテのバター焼きはバーベキューの時くらいにしか食べないので、この真冬に食べられたのは幸せです。

 海鮮丼は、エビ・カニ・イクラ・ホタテ・サーモン・マグロのたたき・いくらの醤油漬けをかけ放題です。おかわりも自由でしたが、ここは腹八分目でやめておきました。この後の列車の旅でお腹を壊しては大変です。

釧路駅へ

 ホテルをチェックアウトした後、凍った道に気をつけながら釧路駅を目指しました。

 釧路駅です。数年後には再開発で高架駅になるという話もあります。思い出深いこの駅舎も、いつまで見られるのかはわかりません。

 お土産屋でこんな POP を見つけました。子どもの頃友達の家に行くと、よくマリモの入った小さなビンを見たものです。面白そうですが上手く育てる自信がありません。

 釧路駅でお土産を買った後、1番線に入線するしれとこ摩周号の乗り場に行きました。まだ列車は入ってきていませんが、既に何人か並んでいます。昨日の根室行のこと思い出して、すぐに並ぶことにしました。

釧路から網走まで

 本日はひたすら帰るだけです。朝9時に釧路を出て、19時に手稲に着きます。

快速しれとこ摩周号 釧路8:57 →網走11:53

 さて、入線してきた列車は、何と昨日乗った「ルパン」のラッピングトレインでした。釧路支社のHPで車両の運用を見ると、この日は元々快速しれとこ摩周号にこの車両が入る予定で、昨日はたまたま根室線に入っていたようです。

 前後の乗車口からお客さんが乗り、あっという間に席が埋まり始めました。これはまた座れないパターンではないかと焦りましたが、中央のテーブルのついた四人掛けの席がまだ空いていました。この席は、少人数ではかえって使いにくいところなのかもしれません。今回は座ることができてよかったです。

 釧路を出てすぐに釧路川の鉄橋を渡ります。橋を渡ってすぐ右手の方には、以前私が住んでいた家を見ることができます。まだ残っていて良かったです。

 その後は釧路湿原の近くを北上していきます。塘路駅の近くではカヌーを楽しんでる人を見ることができました。

 また根室線の時と同じように、線路内にたくさんの鹿が出ていました。

 はい、ばっちりカメラ目線の鹿もいます。

 とにかく晴れて天気が良く、沿線の景色が綺麗でした。

 写真には撮れませんでしたが、茅沼駅では丹頂鶴を見ました。運が良ければ出発と同時に列車と並走するように飛び立っていくことを見ることができます。

 列車は中斜里駅手前で急停車しました。運転士さんが踏切の故障を見つけたということです。ワンマン列車でしたがたまたま、移動のために後ろに乗っていた別の職員さんが踏切まで走って見に行きました。網走方の遮断機がなんちゃらと言っていました。急停車したのは中斜里駅まで数百メートルのところです。列車が見えるとこで止まっているので、駅で待っている人は、「早くこ~い」と思っていたのではないでしょうか。今回は、駅手前で減速していたこともあり、踏切のわりと近くで停車することができました。解決が早かったのもそのためかもしれませんね。それにしても走りながら故障を見つけたの運転士さんはさすがプロですね。

 知床斜里を過ぎると、右手にオホーツク海が見えてきます。ここにはもうじき流氷が押し寄せます。流氷も綺麗ですが、私はこの「波が見える」海が好きです。

 2時間54分の釧網本線の旅が終わりました。網走駅に到着すると、向かい側にキハ40とキハ54の連結車両が停まっていました。息子は、珍しいと写真を撮っていました。

網走から旭川まで

特急大雪の乗り換えで「展望席」に座る!

 2022年1月18日より、特急「オホーツク」「大雪」で使用する車両に、ニューフェイス・261系5000代「ラベンダー」編成が加わります。JR北海道のホームページでは、「いまこそ輝け!北のキハ183系」と銘打ち、「キハ183系による特急列車が複数走るのは全国でも石北本線だけ」とPRしています。さらに、「キハ183系は道内の定期特急列車で唯一、客室からの前面展望(もしくは後面展望)をお楽しみいただけます。」とも書いてあります。もちろん、楽しめるのですが…その席は当然限られています。網走駅の乗り換えで分かったことを書いておきます。

 最大のライバルは、釧路から来る「快速しれとこ摩周号」に乗っている乗客たちです。もちろん、列車到着前からホームに並ばれていれば試合終了です。でも、網走駅から乗るのであればその前の大雪2号に乗るような気がします。まずはしれとこ摩周号から真っ先に降りる方法考えました。

 快速列車は3番ホームに入ります。ワンマン列車ですが、網走駅では全部のドアが開きますので、車両後ろ側のドアで待つと、階段のすぐそばに降りることができます。

 快速しれとこ摩周号から下車する場合は、後ろ側(進行方向右側)のドアから下車する。

 さて1番ホームに着いてみると、柱や看板などによる乗車口の目印が何ありません。ただ、ホームに黄色いラインが引かれています。雪がたくさん降ると、埋もれてしまい見えにくくなってしまいます。乗り換えまで時間が少しあるので、最初は頑張って探すしかありません。

柱番号7番と8番の間ぐらいにある黄色い線を探す。左側のラインが自由席。

 改札の時間が近くなるとこのようなコーンが置かれました。この日は20分ぐらい遅れていたので外で待ち時間が長かったのですが、陽射しがあったので外で待っていても暖かかったです。

 息子と母は駅の改札を出て、お昼ご飯が買えるお店を探しに行きました。しかし、駅周辺にはお店がなく、食べ物を調達することができませんでした。においを気にしないのなら、「すき家」のお持ち帰りがあります。

 改札が始まると、数人が急いで自由席の方に向かってきました。でも、私がいるのを見て、「あれ?なんで?」という感じで指定席の方に行ってしまいました。もしかしたら、指定席側の先頭車の券を持っていたのかもしれません。

網走から遠軽までは後方展望です。冬は上川付近で暗くなります。

 今回は、1番後ろの展望席を取ることができました。この車両も今は空いていますが、今後廃車が近づくとファンで混雑することが予想されます。全区間で前方が見える席を取りたいという人もいると思いますが、大雪やオホーツクは必ず遠軽でスイッチバックをします。前方が見える席は、下りは札幌から遠軽までは指定席が先頭になり、遠軽から網走が自由席になります。逆は、網走から遠軽までが指定席になり、遠軽から旭川・札幌は自由席が先頭になります。つまり、後半の区間が自由席になりますので、コンプリートすることは難しいと思います。モラルのない鉄道ファンが考えそうなことですが、荷物だけ置いて席を取っておくというようなことは絶対にしないでほしいと思います。

特急大雪4号 網走12:35→旭川16:19

 さて、この車両にカメラを持った鉄道ファンが何人か乗っていました。おそらく私がいなければこの席に座っていたんだと思います。陽射しがあったとはいえ、寒い中並んでおいてよかったです。旭川まででも約3時間45分も乗ります。やっぱり前の見える車両というのは退屈しなくていいものです。

 列車が到着してもすぐに折り返しとなりませんでした。ドアが凍ったり、2号車と3号車の給電システムにトラブルがあり停電もしているそうです。満身創痍のキハ183です。

 そんなこんなで忙しいので、窓の雪なんて落とす暇もありません。網走を出てすぐ、右手に網走湖が見えてきました。ワカサギ釣りでとても賑わっていました。一度もやったことがないのですが実は興味があります。

 北見が近づくと高架になります。そして貨物ターミナル。玉ねぎ列車が有名です。

 留辺蘂です。所々で撮影している人を見かけました。この時点で列車は13分遅れています。

 遠軽町のHPで調べると、「地上から約78メートルにそびえる瞰望岩(がんぼういわ)は、アイヌ語で『インカルシ』、見晴らしの良いところという意味です。えんがるの町名はこの言葉に由来するほど、瞰望岩は町のシンボル的な存在で、町のあらゆる所から望むことができ、その場所ごとに表情が変わります。アイヌの人々の古戦場となったドラマチックな伝説もあります。登り口から頂まで登ってもわずか数分、素晴らしい眺望が広がります。北海道自然百選にも選ばれました。」ということです。ところで、あの崖っぷちに柵は無いので上る場合はくれぐれも気を付けてください。

 白滝を出るころには、特急大雪4号の遅れは5分に縮まりました。しかし、この先は野生動物多発のため遅れることも考えられるそうです。

 北見峠の長いトンネルを抜けると、窓についている雪がほんの少しだけ落ちましたが、外も暗くなってきました。駅や踏切には撮り鉄の姿が増えてきました。

 多くの人のお目当ては愛別ですれ違う「これ」です。

 石北ラッセルの有名な撮影地です。今日もたくさんの人で賑わっていました。

 旭川到着。列車の遅れは3分に縮まりました。 車両はすぐに折り返しの準備です。忙しいですね。 乗って気が付いたのですが、「4号」の折り返しが「3号」なんですね。

 なんと、旭川駅到着と同時に窓の雪が落ちました。もうちょっと早く落ちて欲しかったなぁ。

旭川から手稲へ

旭川16:30→岩見沢17:30

 さて、ここから富良野線経由で帰ることも考えたのですが、目の前に停まっているライラックもかなり空いていましたので、すぐに乗り換えることにしました。この2日間、ディーゼル列車ばかりに乗っていたので電車の静かさに驚きます。車内はとっても静かです。

岩見沢17:36→江別17:55

 岩見沢ではかつて、ばんえい競馬の開催が行われていて、 ホームには昔からこの、「そりを挽くばん馬の像」が設置されています。今回は、ゆっくり撮影する時間がありません。

 7番ホームにはキハ40の「山明(さんめい)」号が停まっています。美唄や滝川まで行って戻ってもいいのですが、もう暗いので大人しく帰ります。後から思えば、まだ午後5時半だったんですけどね・・・。

 岩見沢で普通列車に乗り換え、江別で途中下車をしました。

江別18:15→手稲19:01

 雪が多いです。4番線(旧0番ホーム)に停まっている小樽行に乗り換えます。ここは正面から撮影できます。

 釧路から10時間の長い旅もこの列車で終わります。 土曜日の夕方ということもあり、江別始発の車内はものすごく空いていました。

 有効期間はあと2日間残っていますが 、今回のHOKKAIDO LOVE!6日間周遊パスの旅はこれで終わりです。ほとんど乗ってばかりでしたので、切符代以外はほとんどかかりませんでした。ありがたい切符です。また、機会があれば乗り鉄に出かけたいです。

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