旅行記プラス 「太平洋フェリー新船いしかり」 船内紹介
2011年3月13日の就航直前、11日の新船内内覧会直後にあの大震災が発生した。その後に船長がかいたメッセージが船内に飾られていた。
さて、就航して1年。まだまだ新しいきれいな船を紹介しましょう。
第5デッキ
第5デッキから第7デッキは客室です。この記事では、客室以外の設備を紹介していきます。まずはエントランス。客室の5デッキ、6デッキ、7デッキの吹き抜けになっています。そして、その周りには子どもが遊べるボールプール、船上からの電話可能な衛星電話。脚をのばしてくつろげるリラクゼーションコーナーがあります。
ゲームコーナー、自動販売機、給湯室、トイレです。トイレは「吐く専用コーナー」がありました。居酒屋や保健室などにもあればいいのにね。
第5デッキにはお風呂があり、仙台・名古屋入港30分前まで入ることができます。写真は早朝の誰もいない時に撮影したものです。
その他、写真にはありませんが、北海道、宮城、愛知のお土産が買える売店、コインランドリー、犬を放せるドッグコーナーなどがありました。
第6デッキ
第6デッキのメインははやっぱり、レストラン「サントリーニ」。運行にあわせて朝昼晩の3回バイキング形式で営業しています。シェフがその場で焼いてくれるステーキが美味しい。元を取ることを考えた貧乏性の私は、単価が高いであろう肉を多めに食べました。
左は1日目夜。ステーキの存在を後で知ります。2日目はちゃんとステーキを最初に取りました。味噌汁の中に、お寿司用のわさびがダイブして潜っています・・・。
2日目は海に沈む夕日を見ながらのディナーが楽しめるわけです。なかなか贅沢でしょ!
スタンド「ヨットクラブ」は喫茶店のような感じです。軽食、コーヒーの他、昼はそばやうどんなども。レストランが高い、もっと手軽にという方にはおすすめです。さらに安く給湯室で「カップ麺」という方々もけっこういました。
後方には、ラウンジ「ミコノス」があり、夕食のあとにショーが開催されます。
ラウンジショーでは「お父ちゃん」がドラムを叩いているかと思いました。いつの間に乗船???あまりに似ていたので動画も撮ってきました。友の会の皆様には今度オフ会でお見せしますね。
この船に乗っていたのは、「やゆfish」という、民謡歌手の水上弥生さんが津軽三味線を奏でながら唄い、クラシックからジャズまでこなすという魚住英史さんがシンセサイザーとパーカッションを操るという二人組のユニット。フェリーだけに、「水上」と「魚」なのかと思いましたが、それは全くの偶然だったようです。やゆさんのうブログにはこの乗船のことが書かれていました。
お二人は、名古屋から苫小牧を往復する1航海、4泊5日の船旅だそうです。夜だけではなく、昼の演奏もありました。4回の夜の演奏と2回の昼の演奏をするわけですね。
第7デッキ
客室のほかは、スカイデッキといっていわゆる外に出られるところです。
スカイデッキからの景色です。この日は晴れていたので、水平線に太陽が沈み、水平線から満月が昇ってきました。船旅ならではの光景です。星空観察をしようと思いましたが、あまりに明るい満月で水平線が見えるほどでした。
今日の夜のドラマ「船上パーサー・氷室夏子 豪華フェリー殺人事件 – TBS「月曜ゴールデン」」で、なんとこの船が出てきます。行った場所が舞台だと別の意味で面白いですね。
この船が何時にどのあたりを航行しているかは、太平洋フェリーが制作してくれた「いまどこマップ」をみると大体の位置がわかります。
(←太平洋フェリー作のオリジナルマップ)