2020年 なまら北海道だべさチャンネル大幅リニューアル公開中 YouTube

6-1 岩瀬浜 北前船回船問屋 森家

  • URLをコピーしました!
目次

【旅行記】8月6日① 北前船回船問屋 森家

旅行最終日は富山市内の観光である。まずは、富山駅北口からライトレール(200円)に乗って岩瀬浜まで。ライトレールは、JR西日本富山港線を第三セクター会社の富山ライトレールに移管し路面電車 (LRT) 化した路線で、富山駅北から奥田中学校までは路面電車。その先はJRと同じような線路をを走っていく。北陸新幹線の開業と駅の高架工事が完成すると、南側の富山市内路面電車に直接乗り入れる計画になっている。
 岩瀬浜に着くと、既に30℃以上あって今日も暑い。岩瀬浜駅から森家までは800mほど歩く。太陽を遮るものがなく、ジリジリと暑い。回船問屋街として整備され案内標識も出ているので迷うことがないが、本当に暑い。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

歩いて10分少々で北前船回船問屋 森家に到着。開館時間は午前9時。15分前に着いたので中で入館料の100円を払って中で待たせてもらうことに。扇風機をまわしてくれ、さらに団扇も貸してくれた。学芸員の方が、たっぷり解説をしてくれたおかげで楽しむことができた。また、自分で見ているだけでは気がつかないこともいろいろと教えてくれた。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

さて、ここ岩瀬大町通りは、西側が神通川の川港を背にし、東の道路は藩政時代の街道である。この通りには、「北前船回船問屋 森家」をはじめ、一番のお金持ちの馬場家、米田家、佐藤家、佐渡家、宮城家など多くの旧家がある。このあたりの家は、昔は税金が間口の広さによって取られていたので、入口は狭く、奥に長く伸びた作りをしている。森家も玄関から背後の船着場まで「通り庭(土間廊下)」が通じていて、これも大きな特徴である。北海道との交易も盛んで、松前や小樽ともニシンをはじめとした魚介類のやり取りをして多くの富と利益をもたらした。北海道に北陸銀行が進出しているのも、この北前船の関係ということだそうだ。
 私が北海道から来たことを伝えると、学芸員のおじさんがさかんにお礼を言ってくれた。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

 江戸時代の建物は一度大火で焼け、現在のものは明治11年に建てられたものである。借金の帳簿が消えないように耐火の隠し金庫。隠れていないけど。ガラスはギヤマンという手作りガラス。横から見ると少しおうとつがあるが、この透明度。非常に美しく割らないように注意。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

 急な階段を上って2階にも行くことができる。重厚なつくり。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

 隣の北陸銀行はこの町並みにあった作りをしている。さて、帰りは600mほど歩いて東岩瀬の駅へ。駅舎は国鉄・JR時代のもので休憩所として利用されている。だが、この電車は低床になっているので、JRのホームは使えない。

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

北前船回船問屋森家 北前船回船問屋森家

  みんな走っていた。国鉄時代の写真ですね。ところで、自転車に乗らないで行くことを「押していく」ではなく「転がしていく」って言うんですね。普段あまり聞かない言い方です。転がすと言うと崖から両手で「えいっ」てイメージですが・・・。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次