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短時間で成果を上げる「効率の良い」勉強方で成績アップ!

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wakaru

今回は、学習したことを効率よく定着させるためのお話です。残念ながら、勉強に時間をかけるほど成績が比例して上がっていくわけではありません。もっと言うと、塾に行くためにお金をたくさんかければ成績が上がるのか?そういうものでもありません。成果を上げるためには、目的意識と効率の良い「やり方」が大事になります。

[char no=”1″ char=”お母さん”]ちょっと、カツオ!勉強時間足りないんじゃないの?[/char]

目次

成績アップは学習時間に比例しない!

結論から言えば、時間(最低限は必要ですが)ではなく、質の問題です。プロ野球の練習についても最近同じことを言っているコーチがいましたが、胃から汗が出るほどの練習でシゴクより、科学的な根拠に基づいて意味のある練習をするそうです。青春ドラマにあるうさぎ跳びやタイヤを引っ張るランニングもいまではやってないですよね。日本ハムの練習も全体練習は短く、個々が考えて行う練習時間を多く確保しているとのこと。やっぱり、やればいいというものではないのですね。

暗記は悪という短絡的な考え方

[char no=”2″ char=”先生”]今は考える力が大切です![/char]

意味の理解を伴わず、ただ「暗記」して、いざというときに使えないということがあるので、「暗記は悪」というようなことを言い出す人がいます。さらに、暗記は面倒で人によっては辛い作業です。極端な話ですが九九ってどうでしょう。8×6は8が6つ分ですよね。だから、どこで8×6を使うかがわかるのです。48とだけ覚えていても使えません。じゃあ、意味が分かったから覚えていなくてもいいのか。確かに、8+8+8+8+8+8で48と答えは出せますが、いちいちやりますか?意味を伴った暗記は学習にも生活にも非常に有効なんですね。

暗記=武器になるもの覚える!

今のは極端な例でツッコみも入るかもしれません。でも、他のことにしても、中学校に入る頃には、物事に対して様々な角度から考えて解決する力が求められてきます。応用力を最大限に発揮するためには、やはり基礎的な事項をしっかりと記憶していなければいけません。例えば、漢字、英単語、地理や歴史の語句、算数の公式、理科のキーワード。それはかなりの量になります。大体の場合、試験会場に資料を持ち込めませんので、結局のところ活用力を問われる前に記憶力も問われているのが今の受験システムなんですよね。試験問題と戦うときに強いアイテムを持っている人が有利なんです。ゲームでもポイントためてゲットして有利に進めたいのではないでしょうか。そこを批判しても始まりませんので、ここでは、時間をかけず、つまり「効率よく頭に入れる学習法」を紹介します。

何度やっても同じところを間違えるわ!

denai

さて、みなさんは忘却曲線という言葉をご存知ですか?エビングハウスという学者が提唱した理論です。時間とともに急激に忘れてしまうというあれです。

だまっていると8割は忘れる!

テストで20点しかとれない・・・。10問テストで2問しかできない。見方を変えれば2問は解ける。科学的な根拠がありました。

20分経つと42%忘れ、58%はまだ覚えている。

1時間後には56%忘れ、44%は覚えている。

1日後にはなんと、74%を忘れてしまい、覚えているのは26%。

1週間後(7日間後)には77%忘れ、23%は覚えている。

1ヶ月後(30日間後)には79%忘れ、21%覚えている。

これは、復習をしなかった場合の話です。復習はしたけど・・・という人もいるかもしれませんが、正しく記憶の想起ができていなければ復習をしていないこととおなじですし、最初の段階で理解していなければ・・・いやそれを言っちゃおしまいか。

でも、100%理解したとしても1時間で半分、数日放置したらこんなもんですよ。こうなってくると、学校の「帰りの会」などで1日を想起する学習があってもいいのかもしれないと思ってしまいます。

これが忘却曲線!

※黒は復習なし。赤は復習を繰り返した時の図です。一応、縦軸は記憶量、横軸が時間のつもりです。

これを見てどのように感じられましたか。1日経ってしまえば1か月後の状況とそんなに差がないということですよね。いかにその日のうちの復習できるのかが大切かということです。「塾に行ったけど成績が上がらない!」という人の多くは、この復習をさぼっているのです。
さて、何が言いたいのかといいますと、何もしなければあっという間に忘れてしまうということを自覚することです。体験ができないものを、頭だけで理解しようとしても「人間は忘れるようにできている」ということです。「ゲームのキャラクターの名前だったらすぐに覚えられるのになぁ」という声を聞く事がありますが、興味や関心がある上に、何度も繰り返し見ているので自然と覚えているだけで、たとえ興味があってもやはり1回で記憶に残ることは難しいものです。

問題集など普段の学習に生かす方法

では、どうしたらいいのでしょうか?先ほどの忘却曲線を逆手に取ります。1日2日経っても覚えているものは、1か月後も覚えて可能性が高いということです。ということはそこまで頑張らなくても良いということです。むしろ、忘れていたり間違えたりした問題に力を入れるべきです。

そこで私は問題集を解くときに「間違った問題に印をつける」ということを勧めています。

1、問題を解いて○付けまでやる。

先ずは実力チェックだよ!問題を解いてみてしっかり〇付けをします。

結果 ○×○×○××○○×○○○×○○○×× 20問中12問正解

まあ、こんなもんですよ。もっとできていれば優秀。できていなくても成長の余地がたくさんあると思って楽しみにしましょう。

2、間違えた問題を徹底的に勉強し、理解する。

つまり、この時点で×を一度○にできるようにする。ここで○にならないものは、忘れる以前にできるようにはなりません。だから○つけと、解き直しが大事なのです。最重要ポイントです。

3、間違えた問題のみ再度やってみる。

翌日でも良いと思いますが、間違えた問題のみを再度やります。1問でも正解ができれば、前日の学習の成果です。

結果 ○×○×○×○× 8問中4問正解…

がっかりすることはありません。最初より4つもできるようになったではありませんか。この解き直しが無ければ、○になったものも忘れ、×になっているものにも気づかず、勉強しても意味がなかったと落ち込むことになります。20問全部解いてもダメではありませんが、ここで時間的な無駄が生じるのです。削った時間で他の学習をしたり、好きなことをしたりしたほうがいいですよね。

4、もう一度、「あっ、そうか!」と思う。

初回の解き直しでしっかりやっていれば、ここでの間違いは見直せばわかることと思います。「あっ、そうだった、そうだった。」と思うことが大事です。いまいち理解できていないことがあれば、ここでじっくり考えることが大事です。このあたりの考え方って、小学生にはきっと難しいことなんでしょうね。

5、さらに時間をおいて解き直し。

 ○×○× 4問中2問正解

問題が少なくなりましたね。毎回、全部の問題をやるとそれだけ時間がかかり効率は悪くなります。間違えた問題だけ繰り返せば、自然と学習にかける時間にメリハリがついてきます。これを何度も繰り返すうちに、全部○になればいいのですが、何回やってもできないものが、テスト前の直前チェックポイントになるわけです。例ではまだ2問間違えていますが、この2問が自分にとっては本当の課題なのですね。

まとめ

万が一、復習をしないとどうなるのでしょうか。理解したと思っても翌日にはもう半分以上忘れているという事です。どんなに、塾や家庭教師で勉強を頑張っても、忘れられてしまえば塾や家庭教師でも成績が上がらなかった!ということになります。これはお互い不幸です。

だから、

1、問題は必ずノートに解く!

2、マル付けを必ずする!(これをしない人がいるのにはびっくり)
3、わかるまでじっくり考えたり聞いたりする
4、間違えた問題だけを繰り返し解く

ということをやれば、必ず成績は伸びます。先生の仕事は3の部分が重要ですが、それだけでは成績が伸びないという事をお分かりいただけたと思います。短い時間で、効率よく成績をあげる。そのためには日々の勉強の積み重ねが大切だということです。定期試験が終わると当サイトの問題集のページのアクセスが激減しますが、試験前だけに頑張ってもダメですよー。

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